19...北風…Another N.W.






君の歌を聞いて 初めて気付いた

自分の内に抱く想い

流れるメロディにつられて

涙と一緒に抑えていた感情が溢れてくる




大切だった毎日が

いつの間にか色褪せてしまった

目の前に広がるセピア色の景色は

楽しかった日常そのままで




空を渡る冬鳥たちに誘われる様に

遠くへ行ってしまう大切なものたち

未練がましく手を伸ばす でも

遠ざけたのは 誰…




君の歌を聞いて 初めて気付いた

もう何もかも取り返しがつかないのだと

遠ざかった二人の距離

帰れないあの日




歌う君の姿を見て 初めて気付いた

まだ君を想い続ける自分がいたことに

もしも好きだと伝えることができていたなら

何かが変わっていたのだろうか




君は歌う さよならの言葉を

僕はそれを 俯いたまま聞き続ける

行き場を失った心を抱えたまま

これでよかったのだと言い聞かせながら





歌は北風に乗って 次の季節を呼ぶ



いつまでも変わらぬ僕は 新しい季節を歩く君を見送るだけ

















---------------------------------------------------------

お題は北風。North Windのロングバージョンの歌詞の世界観から連想したもの。
本家北風の歌詞を神ジュだとうっかり解釈したらあれよあれよとこんな感じの詩が浮かんできました。

場面だけ解説すると、
ポップンパーティ9の会場の舞台の上でNorthWindを歌うジュディ
それをパーティ会場の一番奥から聞くMZDって感じで













人知れず 頬をつたう涙は 後悔…?それとも…












































































しかしながらこれ…激しくどうしていいものか迷ったんです。当初はお蔵入りの予定だった。
でも作品の全部が全部ほのぼので同じ感じでもねぇ…おもしろくないよねぇ…
ということで思い切って40のお題入り。雰囲気他のと違いまくっててすみません;

コレに関しては特に他の作品と繋がりはないです…時系列の問題もあるし。





もどる